阿波小麦のまっしろさんは、チクゴイズミという中力の品種です。
うどんなどの麺を作るのに適しています。強力粉と薄力粉の中間とイメージしてください。
一般的には、パンやピザを焼くには強力粉、うどんを打つには中力粉、ケーキなど繊細なお菓子は薄力粉と言われています。

でも、この中がちょうどよくて、当店では、パンもピザもケーキもこれで焼きます。

基本、2種類の挽き方の粉を販売します。

小麦屋の工房で石臼挽きをする「あらびきさん」は、小麦ブラン(外皮)を残していますので、小麦の味と香りがより高いです。

製粉工場で挽く「まっしろさん」は、いわゆる白い粉です。
とても使いやすいです。

当店の場合は、チクゴイズミありきなので、レシピに粉を合わせるのではなく、この小麦に合ったレシピを探求してきました。

いわゆるフランスパンがうまく焼けるかと聞かれると、わかりません。ですが、この小麦の個性を引き出すことによって、おいしいパンを焼くことができます。


「中力粉だと、繊細なお菓子は作れないかな?」
当店のお菓子が繊細か、繊細じゃないか、うーんそこは置いといて。。。 
ジェノワーズ(スポンジケーキ)も、台湾カステラも、しっかりふわふわ焼くことができます。

挑戦してみてくださいね!

無農薬栽培の小麦 まっしろさん 300g

販売価格
600円(税込み)
カテゴリー
阿波小麦
〜 この商品が生まれた背景について 〜

昨秋、地元・阿波市土成町のサロン美緑(みろく)のみなさんが「小麦屋で使える、ちゃんと安全な小麦を」と、農薬も除草剤も化学肥料も使わない小麦栽培に踏み出してくれました。

5月末、無事に収穫が終わりました。とっても質の良い小麦ができました。

味も香りも、そして安全性においても最高の小麦(小麦屋店主の感想)です。

楽しんで小麦を栽培してくれたサロンのみなさん。
来期は、それぞれ自分の畑で小麦を栽培しようと考えてくれています。

これから先、みなさんが育ててくれる小麦は、小麦屋が買い取って販売することになりました。
責任重大です。

サロンのみなさんは、小麦屋が買いとって販売できる分だけの小麦を栽培してくれます。

小麦屋が扱いきれない量の小麦が収穫出来た場合、大手ルートに出荷するという道があります。
しかし、せっかく丁寧に栽培した小麦ですが、大手ルートに出荷すると「薬剤くん蒸」されてしまいます。
そうなると、なんのために安全な小麦を育てたのかわからない。。。

虫が発生しないように、ちゃんと低温で小麦を管理して、薬剤くん蒸しないくていい状態を守り、この小麦を食べたいと思ってくれるひとに届けたい。

それが、サロン美緑の方々と小麦屋chantchantの想いです。